【📁メルカリ探偵ファイル008】
※この記事は【📁006 相場の見方】と【📁007 相場と自分の本を比べる方法】の続きです。まだ読んでいない方は、そちらから読むとより分かりやすくなります。
「相場通りに値付けしたのに売れない。」
そんな経験はありませんか?
もしかすると、市場の見方が一つ足りていないのかもしれません。
メルカリでは、自分の商品だけが並んでいるわけではありません。
購入者は、ライバルの商品とも比べながら一冊を選んでいます。
今回は、市場を見るもう一つの視点、
ライバルの存在について、メルカリ探偵が解説します
こんにちは。メルカリ探偵です。
夫婦で古本屋を営みながら、お店では動きにくい本をメルカリで販売しています。
これまでの取引件数は6,600件以上。実際の経験をもとに、「どうしたら売れるのか」を一緒に推理していきます。
👉 本を中心に解説していますが、考え方は他の商品にも応用できます。
ライバルの存在
🤵♂️「前回までは、この関係を見ていました。」

👦「自分の本と、買う人だね!」
🤵♂️「ですが、メルカリではもう一つ、大切な存在があります。」

🤵♂️「購入者は、あなたの商品だけを見ているわけではありません。ライバルの商品とも比べながら、一冊を選んでいます。」
👦「あっ!」
🤵♂️「そこで今日使う探偵道具はこちらです。」
⚖️需要と供給の天秤
👦「天秤?」
🤵♂️「市場を見る道具です。」
需要が大きい市場
🤵♂️「まず、こちらを見てください。出品された本が、きれいに売れています。」

👦「本当だ!」
🤵♂️「探している人が多く、売る人が少ない市場です。つまり、需要が供給を上回っています。」
👦「出品者に有利なんだ!」
🤵♂️「鋭い。」
ライバルが多い市場
🤵♂️「では、こちらはどうでしょう。」

👦「同じ本がいっぱい!」
🤵♂️「売る人が多く、購入者は好きな商品を選べます。
つまり、供給が需要を上回っています。」
👦「今度は購入者が有利なんだ。」
🤵♂️「その通りです。」
👦「でも探偵さん。ちゃんと相場を見て値段を付けたんだよ?それじゃダメなの?」
🤵♂️「相場を見るのは大事です。
ですが、ライバルも同じような状態、同じような値段だったらどうでしょう。」
👦「……。」
🤵♂️「購入者から見れば、どれを選んでも大きな違いはありません。つまり、適正価格でも埋もれてしまうことがあるんです。」
🤵♂️「では、実際に私が出品した本で見ていきましょう。まず市場はこちらです。」

🤵♂️「見ての通り、800円から1,000円以上まで、さまざまな価格で並んでいます。
この群雄割拠の中から、一冊だけ選ばれなければいけません。」
👦「どうすればいいの?」
🤵♂️「方法はいろいろあります。
ですが今回は、一番誰でも取り入れやすい方法を選びました。
値段です。
今回の市場は、同じような状態の商品がたくさん並ぶ市場でした。
このままでは埋もれてしまう。
だから私は、群雄割拠の中で頭一つ抜ける価格を選びました。」
👦「できるだけ高く売りたいのに?」
🤵♂️「もちろん、その気持ちはあります。
ですが今回は、まず売れること。それを優先しました。
新しい出品は次々と増えていきます。埋もれてしまえば、さらに売れにくくなり、値崩れすることもあります。
だからまずこの市場から一番に抜けることを目指しました。」
結果は……

👦「売れた!」
🤵♂️「800円代の商品が並ぶ中、ほんの50円だけ下げて750円にしました。
大きく値下げしたわけではありません。
ですが、その50円が”頭一つ抜ける価格”になったようです。
そしてこの本は、出品したその日に売れました。」
✅ 相場だけではなくライバルも見る
✅ ライバルが多い市場では適正価格でも埋もれることがある
✅ 市場によって戦い方は変わる
✅ ライバルが多い市場では「まず売れること」を優先すると良い
👦「なるほど!市場によって、作戦を変えるんだ!」
🤵♂️「今回は、ライバルが多い市場でした。
だから、まず売れること。それを優先しました。
ですが、できるだけ高く売りたい、利益を残したい。そう考えるなら、毎回同じ作戦が正解とは限りません。
市場によって、戦い方は変わります。」
👦「市場によって?」
🤵♂️「ライバルが少ない市場では、値段を下げなくても選ばれることがあります。」
👦「そんな市場があるの?」
🤵♂️「あります。その市場では、値段の付け方も変わってくるんです。」
👦「気になる!」
🤵♂️「では、その推理は次の事件で。」